2015/11/16 23:40
街中はすっかりクリスマスモードですね。
まだまだだと思っていましたが、あっというまに訪れてしまうのかもしれませんね。
今日はLegameのアイテムの中で、作り手の私自身がもっとも好きなアイテムをご紹介したいと思います。
それは、100％革だけでできた、ジュエリーボックス。
他のアイテム同様、フィレンツェの伝統工芸で一切縫い目はありません。
まるで革ではないかのようなツヤツヤの質感が目を引きます。
実際目にしたお客さまでも、木かと思った! とおっしゃる方もたくさん。
でも触ると、革ならではのしっとり、するするとした手触りです。
このゆるやかな波打つ曲線が美しいフォルムは、古くから、“Luigi（ルイージ）”と呼ばれて伝えられて来た型です。
イタリアの名前の「ルイージ」とは、フランスでいう「ルイ」。
この型の呼び名の由来はフランスのルイ王朝様式から来ているそうです。
そんな歴史ある由来にもふさわしく、クラシックな佇まいが魅力です。
デスクに置いておくだけでも、お洒落ですね。
このボックスとの出会いは、もう何年も前になりますが、修行先のフィレンツェの工房で、はじめてこのレザーボックスがずらりと並んでいるのを見たとき、まさにひとめ惚れ！しました。
そしてぜひこれを学びたい！と師匠に頼み込みました。
製作工程は何十にも渡るため複雑で、時間も完成までには3週間〜1ヶ月ほどもかかるため、教える側にとっても正直たいへんなアイテム。
基本的にめんどうくさがりのイタリア人の師匠相手にしつこく頼み続け、ようやく教えてもらった、思い入れの強い作品でもあります。
“Luigi” 型のボックスは側面が３層になっていますが、木型を使って成型し、層を重ねて行きます。
かたい革を濡らし柔らかくして成型、という工程を重ねるため、一気に進められず、乾かす時間も辛抱強く待たなければなりません。
とにかく手間はかかりますが、完成したときの美しさを見られる瞬間は、毎回特別です。
色は、すべて私自身で染料から調合し、手染めで染色しています。
この形が引き立つように、あえてむらを出して染めて雰囲気を出しています。
ですので、色合いも毎回違って、一点物です。
写真のカラーは、「テラコッタ Terracotta」。
テラコッタは、Legameの生まれ故郷であるフィレンツェを象徴する、特別な色です。
フィレンツェの街を眺めたときに目の前に広がる屋根屋根のレンガ色一色の風景、まさに街の色とも言えるこの色を再現したいと思い、調合を重ねました。
ジュエリーを入れても、身の回りの小物をしまっても…使い方はその人次第。
まさに、大人の方にふさわしい一点だと思います。
他にはない特別なアイテムですので、大切な方への特別な贈り物にも最適です。
今年のクリスマスのギフトにいかがでしょうか・・・☆
☟サイズはSサイズとMサイズの、2種類あります。
（色、サイズによっては受注製作となる場合がございます。）
クリスマスのギフトをそろそろ考えだす季節、今ならまだ受注製作も間に合います！
気になる点などあれば、お気軽にメッセージにてお問い合わせください。
Legame Haruca K.
