《即納》万年筆ケース〈一本挿し〉/Tondo/ガルーシャ/連石/キャビア/Coral Red,Green
“Legame con Giuseppe Fanara”の人気アイテム。
一切縫製をせずに木型を使って成型する、フィレンツェ独自の伝統技法を用いたペンケースです。
木型を使って成型しており、一切縫製がないのが特徴です。
内側牛革部分にペンを収納していただき、蓋をするスライド式タイプの一本挿しの万年筆ケースです。
こちらは外側に、“海の宝石”と呼ばれるガルーシャ(エイの革)を使用した一点です。
エイ革の中でも特に珍しい、“連石”と呼ばれる種類のエイ革になります。
エイ革の表面は、硬化したカルシウムの粒で覆われており、人間の歯と同じ成分と言われます。
そのため非常に硬く、汚れにも傷にも強い素材です。
日本でも古くから刀の柄や鞘の部分に使用されており、非常に歴史ある素材です。
その硬さゆえ、扱いが難しくあまり広く知られていませんが、知る人ぞ知る、非常に魅力的な革です。
なかでもこちらの「連石」は、通常中央に1箇所しかない“スターマーク”(背骨にあたる部分)が、頭から尾までずらりと並ぶ、非常に迫力のある種類です。捕獲量も少なく、非常に希少性の高い革です。
その「連石」、加工の種類には主に、
・表面の粒の凹凸を残して加工した「キャビア加工」、
・全体的に表面を研磨して磨き上げた「ポリッシュ加工」
の2種類ございます。
こちらはキャビア加工のグリーンとコーラルレッド。
レッドは、サンゴのような鮮やかな色味が美しいコーラルレッド。赤漆の万年筆ともとても相性が良いです。
グリーンはスターマークが際立つように白くライン状に染められているデザインです。
どちらも顔料なので、パキッとしたお色味が特徴です。
革は天然素材なのでどの革も2つとして同じものはありませんが、特にエイ革は一枚一枚、とても異なります。なめしや染色の段階でも個体差が出るので、すべてが一点物となります。
表面の粒が大きいものや小さいもの。どの部分をとるかによっても、雰囲気ががらっと変わるのもガルーシャの魅力です。表面と裏面で、粒の大きさが異なりますので、違った表情をお楽しみいただけます。
内側、ペン収納部分は牛革のみでお仕立てし、外側(蓋)部分は、牛で成型した上にガルーシャの革を重ねて成型しています。そのため外側はよりしっかりと、重厚な作りになります。
内側の牛革部分は外側に合わせてそれぞれ同系色に染色しており、ワントーンがシックな仕上がりです。
染料の調合から手がけ、手染めで染色したのち、最後にbussetto(ブッセット)という鉄の道具で磨き上げることで独特の艶を出しています。
内側には、“Legame con Giuseppe Fanara”の刻印が入ります。
Giuseppe Fanaraとは私がこの仕事を教わった師匠の名前、con は英語のwithにあたります。
“フィレンツェの工房や、師匠ジュゼッペとのご縁から生まれたLegameの作品たち”、という意味を込めて作った刻印です。
フィレンツェの伝統と、Legameならではの新しさを合わせた個性的な一点です。
・素材:イタリア・トスカーナ産 タンニンなめしの牛革。
・サイズ目安
内径:φ 約1.9mm
内側:長さ約150mm
※こちらの万年筆ケースは形状が円形のため、イニシャル刻印はできません。
<Attention>
※革の性質上、湿気のあるところで密着・摩擦すると色移りすることがございますので、ご注意ください。
※成型、染色・彩色を含めすべての工程を手作業で行っておりますので、それぞれ一つひとつ微妙に異なります。一点物である点をご留意ください。
※写真と実物は若干色味が異なる場合がございますので、ご了承くださいませ。
※タイトルに【即納】とあるものは、お写真の商品が発送する現物になります。2,3日で発送いたします。

















